こんばんは。動画起業家の淳です。
今日は、「自分より強いヤツに勝つ」という話をします。
- 自分よりも実力が上のヤツ
- 自分より知識・経験で上回っているヤツ
- 自分よりも知名度があり人気があるヤツ
世の中には、色んな「強いヤツ」がいます。
そんな強豪がたくさんいるような市場でも、ビビることなく闘っていかなければならない。
どうすれば良いでしょうか?
何もない「ゼロ」から、どうやって「ヤツら」に勝てばいいのか?
僕も動画起業をする時には、かなり苦悩しました。
ベース講座でYouTubeを始めた頃、
僕はベースに関して実績が何もなく完全に「ゼロ」だったからです。
プロ演奏者でもなく、
ベース講師の経験もなく、
実力もせいぜい「中」ぐらいの そこらのベース好きな兄ちゃんです。
そんな大したことの無い小男が、ベースの講座をYouTubeで偉そうに語るとなると
ビビってしまって始められないのです。
YouTubeが始められない理由の多くは「市場に対してビビッてしまうから」
- 誰かにバッシングされるんじゃないか?
- 「お前程度のベーシストが、講座とか偉そうに語るんじゃねぇ」
- お前程度の若僧に、ベースの何が分かる?
・・などなど、
強いヤツらにどんなことを言われるのか 分かったものじゃないです。
とてもビビッていました。
- どうしたら良いんだろう?
- 実力のない自分が、ベース講座を届けていくにはどうしたらいいんだろう?
- どうすれば、「ヤツら」と衝突を避けながら、多くの人にメッセージを届けることができるんだろう?
さんざん迷った末、ある「決断」をしました。
誰もが面倒くさくてやりたがらないほど丁寧にベース講座を作ろう。
実力、上手さ、スキル、経験、知識
勝てるモノは何も無い。
しかし、誰も真似できないほど丁寧にベース講座を作ることはできる。
「丁寧さ」では追随を許さないほど突き抜けようと考えました。
- ユーザ視点で。
- 初心者の目線に徹底的に立って。
- ライバルが真似する気も失せてしまうほど手間をかけて。
まず、カメラを2台用意して必ず2つの視点から撮影することに決めました。
カメラは、演奏者の目線から撮影するようにセットした「演奏者ビュー」を開発しました。
一つ一つのビデオには オリジナルのバック演奏を収録して、視聴者がバック演奏を楽しみながらベースを練習できるように設計することにしました。
お高くとまった「ヤツら」に、こんな泥臭い真似はできまい!
こういう撮影方法を取っている人を、YouTube上では、僕以外に誰も見たことがありません。
なぜなら、あまりにも撮影に手間がかかるからです。
撮影するために独特なセッティングをする必要もあるし、
いちいち映像を編集したり譜面を興したりBGMを別録りで用意したりと、
1つの動画を作るための行程が多すぎます。
・・が、僕はこの撮影スタイルで動画を量産できるように
自宅スタジオを設定し、全部の作業をフロー化してどんどん回すという量産体制に入ることができました。
すると、どうなっていったのかというと・・
いま7000人の方がチャンネル登録してくれました。
他のYouTuberさんの中には、僕以外に凄そうな人がたくさんいます。
「なんとかミュージックスクール講師ベーシスト」
「なんとか音大卒業、海外にてベースを学ぶ」
「なんとかコンテスト優勝」
「なんとかバンドのベーシストとして全国ツアーを果たす」
などなど、僕よりも圧倒的にすごい実績を持ったライバルの人達が。
・・でも、
そんな凄いライバルの人達に、唯一 YouTubeで対抗できたことがあるとすれば、
彼らが「あんなの真似したくない・・」と思うほどに丁寧な講座を出す。
これだけだと思います。
ライバルを「ドン引き」させる面倒くさいヤツで対抗する
これはあなたの業種・業界でもできますよね?
いくら実力に自信がなかったとしても、「丁寧な講座」を作ることなら出来るはずです。
視聴者・ユーザの視点に立って丁寧に講座を作ることなら、むしろ実力がない人間の方が、相手の気持ちがよくわかるくらいです。
「えぇ~、淳さん・・・言いたい事は分かったけれど、
僕だって そんな丁寧なビデオを作るのは面倒くさいですよ。」
「そんなことをやって、時間と労力に見合うんですか?」
そう思ってしまうのも無理はないと思います。
もしも、これが一度きりの肉体労働だったならば。
しかし、そう思ってしまっている方は「ビデオの本質」を忘れています。
なぜなら、
ビデオは一度作ったら永久に再生され続けるからです。
ビデオの本質は、「一度作ったら永遠に再生される」ということ
つまり、今後 5年、10年にわたって何万回、何十万回・・と新しい人に再生され続けて価値提供を続けるビデオになるわけです。
そんな「資産価値のあるビデオ」を作るのなら、手間をかけて作るだけの価値があるということです。
それでも、多くの人は パパッと5分くらいで適当に作ったライバルと同じような動画をYouTubeにアップして、「再生されない・・」と悩んでいます。
大事なことは、「手間をかければ再生される」とか「時間をかけて作れば多くの人にビデオが再生される」という事ではないんですが、
「自分よりも強いライバルが対抗するのを諦めるほど突き抜けた何か」を持って市場に特攻していくのが、
弱者に残された 唯一、自分より強いヤツに勝つためのYouTube戦略だと思っています。
もしも、あなたも僕のように
「自分には実力がなくて、強いライバルに勝てない・・」と考えているのであれば
相手のエリートがドン引きして諦めてしまうほどに泥臭い手段を取って突き放すのはいかがでしょうか?
ありがとうございました。
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